2014年3月8日土曜日

荘内南洲会

昨年のNHK大河ドラマ、八重の桜は会津藩を描いたものでした。
鶴岡酒井藩も徳川方なので、会津が降伏した後に降伏しました。
同じ戊辰戦争を戦った側として、テレビを見ていました。
しかし、戦の後の処分は随分と違った感じになりました。

庄内に攻め入ったのは、薩摩の黒田清隆という人です。
戦の後の寛大な処置に驚きその背後に西郷隆盛がいることを知った
庄内藩士は、薩摩まで、西郷の教えを請うために赴き、メモをして
できたのが「南州翁遺訓」です。

酒田に南洲神社があり、月一度、南洲遺訓、論語、大学などの講話をしています。
今日は、第二十二章 己に克つ
己に克つに、時事物物時に臨みて克つ様にては克ち得られぬなり。兼ねて気象を以て克ち居れよと也。
(意訳)講学の道は敬天愛人を目的とし、克己を以て終始せよと教えられている。その克己については一つ一つその時やその場に臨んで、自分に克とうとするのでは、なかなか克てないものである。前々から堅い信念をもって己に克つことを固く鍛えておくことが大事である。

地元の郷土新聞荘内日報で、せごどんの教えとして薩摩の人たちが編集した冊子の紹介をしている。
こうしたことが次代を荷なう子どもたちに伝えていけたらいいと思う。
姉妹都市として、今も庄内と薩摩は交流している。融和世界。ここに徳の力が働いている。

大學の中で、個人、家族、地域、国のあり方をプロセスを踏まえて、根本解決策に導く姿が示されている。




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