2016年4月24日日曜日

地域共創コーディネーター養成プログラム

 東北公益文科大学鶴岡キャンパスで行われた地域共創コーディネーター養成プログラムに参加してきました。
  コーディネーターの役割の中で一番大切なことは人と人を「つなぐ」ことです。ファシリテーターとは、促すという意味で、従来のリーダーの様に命令指示するのではなく、個性を引き出す、メンバーの可能性を掘り起こす役割に徹する黒子や産婆役のイメージになります。

  まちづくりでも場づくりの技術は大切なものになります。
人生の目的(バースビジョン)は、その人の心の中にありますが、同じ様に、答えはメンバーの中にあり、それを引き出すのがファシリテーターの役割になります。
「引き出す」ことは「聴き出す」こと傾聴が求められます。
「聴す」は、「ゆるす」と読むそうです。人の欠点や弱さをゆるすことで、個性を認め合う雰囲気や、個人の尊重につながる場づくりができるのだと思います。それが場を信頼することにつながっていくのでしょう。

  誘導の技術には大きく二つあります。
一つは、理念設定、現状把握、未来予測、要所解明、方法立案、計画編成など問題解決プロセスです。二つ目は、バラバラな人が共感、共鳴しながら一体化していくプロセスです。ファシリテーターは、進め方は誘導するが、中味は誘導しないルールになっています。意思決定に関わると、自分が誘導したい方向に進めて、参加者との間に依存関係が生まれ、ファシリテーター本来の引き出す役割が果たせなくなるからのようです。
  そして、人と情報を近いものから集めてグループ化し、組織化していきます。

「なぜ会議がうまくいかないのか」
紙に書き出して、「みえる化」することで会議を機能させていくことができる。
具体的な方策を立て、道具を準備することで問題解決力がついていくのだと感じました。

「バースビジョン・ノート」(大石健一著)は、人生の目的を発見する道のりを示すと同時に一体化の道のりも示してくれています。
ビジョンヨガインストラクターやテナミストととして学んだことがそのまま、まちづくりにも応用できるのは素晴らしい体験を積んでいるのだと思います。
私自身、ビジョンヨガインストラクター、テナミストとしての体験を深め、ビジョンヨガやタッチセラピーを基礎に置いた和道経営やまちづくりに励んでいきたいと思います。

 大和信春さんの和道経営を実践している新潟の博進堂という会社がありますが、そこで考えられた問題解決学を実践しているNPO法人まちづくり学校の会員稲村理沙さんの講義も楽しみの一つです。